新感覚ぽい?花粉小説

その実、単に一年前のリバイバル(ぁ


『ヒノキスギノキ時折ソノキ』


物事に絶対は無く、物事は絶対である。
暦とは超然として存在する巡りに人が割り当てた目安でしかなく、その数字を越える事に季節は何の感慨も持たない。
故に自然とは無情であり、人災はその上から残酷だ。
「へちゅんっ」
「はくしょんっ!」
「んぁ? 二人揃ってくしゃみしてるって事は、もう花粉症か?」
「え、いや、だってまだ二月なのnはくしょ!!」
「あまり認めたくないが……私は目もかゆくなってきたとこだ。たぶん、確定だろうな」
「そんな…………まだ三月になってないってのにぃぃぃぃ〜」


そう、今年も花粉症の季節がやってきたのである。